目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」とは?特長や注意点を詳しく解説します!

入れ歯の悩み

目立たない入れ歯ノンクラスプデンチャーは、審美性と快適さを両立させた義歯の1つです。従来の入れ歯に比べて、装着時の見た目が自然で、周囲の人に気づかれにくいのが大きな特長です。しかし、使用する際にはいくつかの注意点に気を付ける必要があります。

本記事では、目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の特長や注意点を詳しくご紹介します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」とは?

目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」とは?

ノンクラスプデンチャーは、見た目を気にする方に人気のある入れ歯です。この入れ歯は、通常の部分入れ歯にある金属製の留め具(クラスプ)がないため、笑ったり話したりした際に他人に気づかれにくいという特徴があります。

ノンクラスプデンチャーは、歯茎に似た色の義歯床のため、口内で安定させる設計となっており、見た目が自然で快適です。価格帯は10万円から30万円ほどで、審美性と機能性を兼ね備えた入れ歯として注目されています。

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目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の主な特長は7つ

目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の主な特長は7つ

次は、「ノンクラスプデンチャー」の主な特長について解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.気付かれにくい

ノンクラスプデンチャーは、目立ちにくい部分入れ歯として知られています。従来の部分入れ歯には金属製のバネが使用されており、口を開けた際にそれが見えてしまうものが主流でした。

しかし、ノンクラスプデンチャーはこの金属バネを使用せず、代わりに歯茎に近い色の樹脂素材で義歯を固定します。入れ歯を装着している状態で口を開けても目立ちにくいため、自然な見た目を保てます。

2.見た目が本物に似ている

ノンクラスプデンチャーは、その自然な見た目で人気を集めています。金属を使用しないため、前歯などの目立つ部分に装着しても、違和感がなく、他人に気づかれる心配が少ないです。

また、歯茎に似たピンク色の樹脂を使用しているため、入れ歯の境目がわかりにくく、本物の歯に近い仕上がりを実現します。このため、入れ歯をしている場合でも気にせずに、人前で自信を持って笑ったり話したりできる点が魅力です。

3.金属アレルギーの心配がない

ノンクラスプデンチャーは、金属を使用しない設計のため、金属アレルギーの方でも安心して利用できる入れ歯です。従来の保険適用の部分入れ歯では、金属製の留め具を使用するケースが一般的で、アレルギーのリスクが伴います。

しかし、ノンクラスプデンチャーは、樹脂を用いて歯を支えるため、アレルギーの心配がありません。このため、アレルギー体質の方でも、快適に使用できる入れ歯として選ばれています。

4.お口にフィットして痛くない

ノンクラスプデンチャーは、金属を使用しないため、従来の部分入れ歯に比べて装着時の違和感や痛みを軽減させられます。薄くて柔軟な樹脂素材を使用しており、金属の留め具がないため、口の中にぴったりとフィットします。

そのため、装着感が向上し、長時間使用しても痛みが少ないのが特徴です。従来の入れ歯で感じやすかった不快感を軽減し、快適に使用できるため人気があります。

なお、入れ歯が合わない場合に現れる症状については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:入れ歯が合わない場合に現れる5つの症状とは?合わない原因や対処法を詳しくご紹介します!

5.健康な歯への負担が少ない

ノンクラスプデンチャーは、残存する健康な歯への負担を軽減する入れ歯として注目されています。従来の入れ歯では、金属製の留め具を健康な歯に引っかけて固定するため、歯に過度な負担がかかる可能性がありました。

しかし、ノンクラスプデンチャーは金属を使用せず、歯茎や歯に自然にフィットするデザインのため、健康な歯を傷つけずに安定させられます。このため、残存歯への負担を最小限に抑えながら快適に使用できるのが特徴です。

6.義歯の追加や修理ができる

ノンクラスプデンチャーは、義歯の修理や追加が柔軟に対応できる点が魅力です。歯が新たに抜けた場合でも、既存の入れ歯を作り直さずに、必要な箇所に義歯を追加できるため、手間や費用を抑えられます。

また、使用中に入れ歯が合わなくなった場合でも、簡単に調整や修理が可能です。こうした柔軟性が、長期間快適に使用できる理由です。

7.手術が必要ない

ノンクラスプデンチャーは、手術が不要なため、身体への負担を抑えたい方におすすめの入れ歯です。痛みを伴う治療が苦手な方でも、安心して装着できるため人気があります。

また、歯茎や口の形に合わせて精密に作られるため、ぴったりとフィットし、快適な使用感が得られます。手術を避けたい方や、短期間で効果的な入れ歯を希望する方にとって、ノンクラスプデンチャーは理想的な入れ歯の1つです。

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目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の注意点は3つ

目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の注意点は3つ

次に、目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の注意点について解説します。

  • 柔軟性があり入れ歯が動きやすい
  • 衝撃で割れる可能性がある
  • 保険が適用されない

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1.柔軟性があり入れ歯が動きやすい

ノンクラスプデンチャーは、柔軟な素材により動きやすい特性があるため、支える歯や歯肉、さらには骨に負担がかかる場合があります。このため、多くの歯科医院では「ノンクラスプデンチャー+金属」や「ノンクラスプデンチャー+シリコン」などのオプションが提供されているのが一般的です。

これらのオプションを追加すれば、入れ歯の安定性が向上し、歯茎への痛みを軽減しつつ、咀嚼がより快適になるというメリットが得られます。

2.衝撃で割れる可能性がある

ノンクラスプデンチャーは、審美性や快適性に優れた入れ歯ですが、衝撃に対して脆い部分があるため、割れる可能性があります。このタイプの義歯は柔軟な素材で作られているため、通常の使用では問題ありませんが、強い衝撃や不適切な扱いによっては破損するというケースがあります。

特に、落下や強い圧力がかかると、割れたりヒビが入ったりする可能性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です。安全に使用するためには、定期的な点検と適切な保管方法を心がけてください。

3.保険が適用されない

ノンクラスプデンチャーは、審美性を重視した治療のため、保険適用外の自由診療となります。そのため、保険が適用される従来の入れ歯に比べて、費用が高くなるケースが一般的です。

治療を受ける際は、費用面や素材選びについて事前にしっかりと歯科医院で相談し、納得したうえで決定しましょう。審美性を追求するための治療として位置づけられているため、コストがかかる点を十分に理解しておいてください。

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入れ歯目立たないでよくある3つの質問

入れ歯目立たないでよくある3つの質問

最後に、入れ歯目立たないでよくある質問を紹介します。

  • 質問1.「ノンクラスプデンチャー」の費用相場は?
  • 質問2.「ノンクラスプデンチャー」の種類は?
  • 質問3.入れ歯が痛い場合の対処法は?

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

質問1.「ノンクラスプデンチャー」の費用相場は?

ノンクラスプデンチャーの費用は、患者さんの口内の状態や必要な義歯の数により変動するため、一般的に10万円から55万円程度といわれています。保険適用の入れ歯と比べて高額ですが、自然な見た目や快適さを求める方に人気があります。

具体的な費用については、診断が必要になるため、まずは歯科医院での相談がおすすめです。

質問2.「ノンクラスプデンチャー」の種類は?

目立たない部分入れ歯は、さまざまなメーカーが提供しており、それぞれに特徴があります。スマイルデンチャーは、透明感があり歯肉と自然に馴染み、見た目が非常に美しい入れ歯といえます。

一方で、ナチュラルデンチャーは、人体に馴染みやすい素材を使い、安心して使用できる点が魅力で、ビューティーデンチャーは、匂いや変色に強く、アレルギー体質の方にもおすすめです。

また、バルプラストは、柔軟性が高く装着時のストレスが少なく、長い歴史を持つ信頼性のある製品で、ミラクルフィットは透明感と耐久性に優れており、軽量で快適な装着感を提供します。

質問3.入れ歯が痛い場合の対処法は?

保険適用の部分入れ歯で何度も調整を行ったにもかかわらず問題が解決しない場合は、自由診療の部分入れ歯を検討するのが有効です。

保険診療では材料や作り方が制限されるため、患者さんの口に最適な入れ歯を提供できないケースがありますが、自由診療の場合は個々の悩みに応じた入れ歯の作製が可能です。

また、入れ歯治療以外にもインプラントやブリッジなどの選択肢も考えられます。セカンドオピニオンを通じて他の歯科医師の意見を聞くのも良い方法です。

なお、入れ歯が痛い場合の対処法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

関連記事:入れ歯が痛いときの対処法は3つ|痛みの主な原因や使用する際の注意点をご紹介します!

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まとめ

まとめ

本記事では、目立たない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の特長や注意点、よくある質問をご紹介しました。

ノンクラスプデンチャーは、目立たない入れ歯を求める方にとって魅力的な選択肢の1つです。その審美性や快適性により高く評価されています。一方で、注意点である耐久性やコスト、適応症例の制限については正しい理解がもとめられます。

もし、「ノンクラスプデンチャー」が気になる方は、自分に合った入れ歯を選ぶためにも、歯科医と相談しながら検討してみてください。

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